バイクは他人名義でも買取可能!売却時に用意するべきものを確認しよう

コラム | 2021-10-21

他人名義のバイクを売るためには、一度自分の名義に変更しなければならないと思っていませんか?しかし、バイクは条件を満たし、しかるべき手続きを踏むことで、他人名義のまま売却をすることも可能です。

今回は他人名義のバイクを売却する際に必要になるものや、出来るだけ高値での売却を叶えるコツにいたるまで、詳しく解説をさせていただきます。

他人名義のバイクを売却する際に用意するべきもの

バイクは条件を満たしていれば、他人名義のままでも売ることが可能です。
その条件とは返納証や廃車証など他人名義の登録書類があること、所有者の名義と住所がわかること、このどちらかを満たしていれば問題なく買い取ってもらうことが出来ます。

もちろん、買取価格にも影響することはありません。ただし、登録時の名義と住所がわからない他人名義のバイクなどイレギュラーな場合は買取価格に影響することもありますので気をつけてください。

では、これらの条件を満たし、実際に他人名義のバイクを売却することになったら何が必要になるのでしょうか。ここではまず、他人名義のバイク売却時に用意するべきものから確認をしておきます。必要になる書類は、車検証と登録証、納税証明書、自賠責保険証、譲渡証明書、名義人の身分証明書のコピー、そして委任状です。

中でも馴染みのない委任状については、後程詳しく解説させていただきます。名義人の身分証明書のコピーについては、本人承諾確認のため準備しておくのが一般的となっているため、忘れないようにしましょう。

また、手続きの際にはバイクを売却する人自身の印鑑も必要になりますので、必ず持参するようにしてくださいね。

他人名義のバイクを売却する際に必要な委任状の書き方

それでは、他人名義のバイクを売却する際に必要になる委任状について、書き方を抑えておくことにしましょう。委任状は作成する紙に指定がありませんので、どんな方法で入手しても構いません。自作してもいいですし、ネット上で書式を探しダウンロードしてもいいでしょう。

バイクショップでももらうことが出来ますので、お好きな方法を選んでください。委任状に書く項目は次の通りです。受任者の氏名・住所、自動車登録番号、車台番号、委任者の氏名・住所、委任した年月日、これらを間違いのないように記載してください。

なお、委任者の氏名の横には押印をする必要がありますので忘れないようにしましょう。そして最後に、「受任者を代理人と定め、記載している自動車の売買契約に関する権限を委任します」という文章を入れます。委任状の形式によっては内容が若干異なる場合もありますが、基本的にはこの情報で委任状は完成します。

不備があると所有者本人が修正しなければならなくなってしまいますので、作成の際には注意を払うようにしてください。因みに、多くの買取業者では偽造の可能性も考慮して他人名義のバイクの場合は名義人に電話をして承諾を得ます。売却の際は本人と必ず連絡がとれるよう、予定を伝えておくようにしましょう。

他人名義のバイクを高値で売却するコツ

他人名義のバイクを売却するときには「出来るだけ高く買い取ってもらいたい!」という希望を持って買取業者を訪れる人も多いことでしょう。

ここではそんな方のために、高値での売却を叶えるためのコツについてもご紹介させていただきます。

まず、出来る範囲で洗車をするなどバイクを綺麗な状態で査定に出すことを心がけましょう。見た目の印象は査定額にも影響するポイントになりますし、綺麗なバイクであれば大切に扱ってきたというアピールにも繋がります。

次に、売却するタイミングを考慮します。春から夏にかけては新生活の開始やお出かけシーズンの到来などでバイクの需要が伸びますので、合わせて売ることが出来れば査定額も高くなるでしょう。
需要が高まるシーズンの少し前に売っておくことを意識してみてください。また、事故歴や修復歴を把握し、伝えておくことも大切です。
隠していてもバレてしまいますので、信頼関係を築くためにもそのような情報は早めに伝えておきましょう。最後に、複数の業者に査定をお願いする相見積もりを実施することをおすすめします。
一社に限るのではなく多くの業者に見積もりをしてもらえば、その分高く買い取ってくれる業者に出会えるチャンスが増えますし、売るつもりのバイクの相場をきちんと知っておくことにも繋がります。他社での買取価格を交渉材料として高額査定を狙うことも出来るようになりますので、時間が許すならぜひ業者選びにも力を入れてみてください。

まとめ

委任状等必要な書類を用意することで、他人名義のままバイクを売却することは可能になります。
ただし本人が手続きを行うよりも必要な書類等が多くなりますので、事前の準備はしっかりとしておくようにしましょう。また「出来るだけ高く売りたい!」という希望があるなら、様々な工夫をする必要もあります。

特に、相場を知っておく・交渉材料にするためにも相見積もりなどを行い、納得の値段で売却ができるようにしてくださいね。